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「朝中友好の年」 両国高官参加で開・閉幕式

各分野で毎月、交流行事

 朝鮮と中国は国交樹立(1949年10月6日)60周年にあたる今年を「朝中友好の年」に設定した。今年、両国間で催される各種友好行事の概要が明らかになった。

 劉暁明駐朝中国大使が、新華社通信が発行する「国際先駆導報」で明らかにしたところによると、両国は「朝中友好の年」の開・閉幕式と修交60周年記念式典など3大行事を中心にさまざまなイベントを開催する。

 劉大使は、伝統的な友好関係を維持してきた朝中が今年、特別に行事を行うことについて「東方で60周年は特別な意味をもつ。われわれは60年をひとまわりと考え、これは新たな出発を意味する」と説明。修交60周年を迎えた朝中関係に「新たな出発点に立って関係を固め、さらなる発展を遂げる契機を設けた」と強調した。

 開・閉幕式は両国の党と国家の高官の参加のもと、北京と平壌で行われ、両国の文化公演が披露される。

 また、毎月、各種交流行事および友好活動が繰り広げられる予定だ。分野は政党、議会、司法、文化、経済協力、貿易、教育、保険、マスコミ、観光、銀行など多岐にわたる。

 文化分野では、中国の人民解放軍芸術団や朝鮮の万景台学生少年芸術団など両国の芸術団が相互訪問する。また、修交記念日を前後して平壌と北京で記念行事や映画上映会、美術工芸品展や図書展などを開催、記念切手も発行する。朝鮮がリメイクした歌劇「紅楼夢」も中国で上演される。

 経済分野では、既存の各種協定の内容を改め、経済協力や貿易を拡大、発展させ、北京と平壌でそれぞれ「朝鮮商品展」「中国商品展」を開催する。朝鮮側は吉林省・長春でも同様の催しを行う。

 中国側は朝鮮を海外観光対象に指定。大規模な観光団が朝鮮を訪れる計画だ。

 スポーツ分野では、サッカー、卓球、ウーシュー(中国の武術)、テコンドーなどの種目で親善競技やデモンストレーションを行う。サーカス団も相互訪問する。

 劉大使は、「中朝友好関係はさまざまな試練を通じて鍛えられ、今後どんな難関も克服できる力を持つようになった」と指摘した。

[朝鮮新報 2009.2.20]