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PKO特別委で朝鮮が代表演説 「衝突を生む禍根の除去を」

 国連平和維持活動(PKO)に関する特別委員会会議で2月24日、朝鮮代表が演説した。

 朝鮮中央通信によると、代表は演説で、PKOはその数と規模においてかつてなく増加したが、残念なことに世界各所で紛争と衝突は減らないばかりか絶えず拡大しており、果ては国連平和維持軍(PKF)と国連の活動家まで攻撃の対象になる事態が頻繁に生じていると指摘した。

 そして、これはPKOにおいて、未だ多くの問題が解決されなければならないということを示していると述べた。

 朝鮮代表は、あらゆる対立と衝突を生む禍根を取り除くことに優先的な努力を傾けるべきであると述べ、その禍根は他でもなく、冷戦式の思考と対決政策にあると主張した。

 また、PKOにおいて、国連憲章の目的と原則、PKO関連の諸般の原則が徹底的に遵守されるべきであると述べ、PKOが一部の個別の国の利害関係によって決まり、他国に対する内政干渉のテコになるなら、このような作戦がむしろ紛争をより激化させかねないと指摘し、次のように続けた。

 朝鮮が停戦に入って半世紀がとうに過ぎたこんにちまでも、国連からいかなる指示も、財政的支援も受けず、国連の統制外にある「国連軍司令部」が存在することは、不正常なことであると言わざるをえない。

 南朝鮮にある「国連軍司令部」は他でもなく米軍司令部であり、「国連軍」というものも米軍に過ぎない。

 米国がこのような「国連軍司令部」の存続に固執するのは、米軍の南朝鮮占領を永久化し、国連の名をかたり米軍の侵略的性格を覆い隠すところにその目的がある。

 われわれは、このような「国連軍司令部」が第30回国連総会の決議どおり、速やかに解体されなければならないということを改めて強調しつつ、すべての加盟国がこれに当然の関心を払うことを求める。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.3.6]