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〈論調〉 南は人権不毛の地

 南朝鮮の外交通商部次官が国連人権理事会第10回会議で、「北が国際人権法と人権協約上の義務を完全に履行することを願う」「人権改善のために必要な措置を講じることを求める」と言い散らした。

 李明博一味が「人権」について騒ぎ立てるのは、国際舞台でわが国の権威とイメージをこきおろすことを目的とした卑劣な謀略に過ぎない。

 人権問題は、まさに現政権が発足した後のファッショ暴圧体制が復活した南朝鮮社会にある。

 ファッショ徒党は、民族の尊厳と自主権のために各階層の組織や団体が展開している正義のたたかいを保安法にかけて弾圧し、チュチェ思想をたたえた民主人士と青年学生を投獄している。

 とりわけ、彼らは生存権を求めて米国産牛肉輸入反対闘争に立ち上がった人民のたたかいを無差別に鎮圧し、生活の拠り所を守ろうとした竜山(再開発地域)の立ち退き住民を焼死させる蛮行を働いた。

 李明博一味の統治のもと、南朝鮮は民主主義が抹殺された人権の不毛の地と化した。

 アムネスティ・インターナショナルをはじめ国際人権機関が定例報告書などで南朝鮮当局が「表現の自由を広範囲に制限している」と指摘し、南朝鮮社会の人権蹂躙状況に対する国際的世論を形成しているほどである。

 李明博の人権「訓示」は、互いの誹謗、中傷をやめることにした6.15共同宣言と10.4宣言に真っ向から反する行為である。(6日発朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2009.3.11]