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〈論調〉 独と相反する日本

 最近、ドイツがアウシュビッツ収容所跡地の博物館の補修・維持のため100万ユーロをポーランドに拠出することにした。

 ドイツ政府が第2次世界大戦当時、人類に働いた犯罪行為を率直に認めて数十年間にわたりその賠償をしてきたのは、二度と前轍を踏まないという政治的意志の表れだと見ることができる。

 しかし、世界には人類に対し同じ犯罪行為を働いておきながらも、ドイツとは全く相反して拙劣かつ破廉恥に行動する国がある。日本である。

 過去に日帝が働いた犯罪行為を率直に認めて賠償するのは、日本が負っている歴史的責任であり、法的・道徳的義務である。

 ところが、日本はいまだにそれに対する誠実な反省も、しかるべき賠償もしていない。

 日本の過去の清算問題は、彼らが軍国主義的過去と決別して新たな出発をしようとする意志があるのかないのか、国際社会の信頼を得るのか、もしくは国際的孤立を免れないのかという問題と関連している。(労働新聞16日付論評)

[朝鮮新報 2009.3.19]