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〈論調〉 イージス艦派遣の危険なねらい

 3日、日本の防衛省は海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦を朝鮮東海に派遣することを決定した。軍事専門家は、朝鮮東海に派遣される海上自衛隊のイージス艦船が日本のミサイル防衛(MD)システムで中枢をなす「こんごう」と「ちょうかい」になるだろうと明らかにしている。これは、日本が朝鮮半島の情勢をさらに悪化させて、朝鮮に対する先制攻撃を狙う米国の対朝鮮軍事戦略に合流しようとしていることを物語っている。

 日本は朝米間の軍事的対決状態が激化するたびに、火に油を注ぐようにわが国に対する軍事的圧力の度合いをいっそう高めてきた。最近も米軍とさまざまな合同軍事演習を行うことで朝鮮半島周辺の緊張をぐっと高めている。朝鮮半島で米国と南朝鮮が合同軍事演習を行っているのとほぼ時を同じくして、日本は北海道で陸上自衛隊北部方面隊と米軍部隊との大規模な総合訓練を開始した。航空自衛隊は沖縄周辺の上空で米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22ラプターと共同訓練を行うことで合意した。

 わが国は、それが誰であれ、朝鮮の尊厳と自主権を少しでも侵すなら、容赦ない報復のせん滅戦を行うことについて宣言している。この宣言は日本にもそのまま適用されるだろう。(民主朝鮮17日付論評)

[朝鮮新報 2009.3.25]