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対話を通じ国交正常化を 兵庫の市民団体が集会

 「対話を通じ国交正常化を! 日朝関係を考える兵庫県民集会」が7日、神戸市立勤労会館で行われた(写真)。

 人工衛星の発射を口実に、日本政府が朝鮮に対する不当な「制裁」措置を強化しようとしていることに反対し、国交正常化の早期実現を求める世論を高める目的で、「日朝友好兵庫県民の会」が主催した集会には、日本市民と総連の活動家、同胞ら110余人が参加した。

 集会では、韓国問題研究所の康宗憲代表が「朝米関係の進展と朝・日国交正常化の展望」と題して講演。朝鮮の人工衛星発射は国際法上、問題視されることは何一つなく、地方自治体まで動員して狂気じみた「迎撃」騒動を巻き起こし「北朝鮮脅威論」を振りかざす日本政府の狙いを明らかにした。

 また、今後の朝米関係について触れながら、こんな時こそ朝・日間の対話が重要であり、一日も早く「朝・日平壌宣言」に沿って国交正常化を実現しなければならないと強調した。

 講演に続き、女性同盟兵庫県本部の゙貞順委員長が発言し、朝鮮に対する「制裁」をさらに強化、延長しようとしている日本政府を非難し、在日朝鮮人に対する弾圧と人権侵害をただちに中止することを強く求めた。

 「県民の会」の杉田哲幹事長は閉会のあいさつで、日朝関係正常化のために友好親善を深める運動を力強く展開していこうと呼びかけた。【兵庫支局】

[朝鮮新報 2009.4.10]