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〈論調〉 狂気帯びる進歩勢力弾圧

 最近、南朝鮮の統一部は「安全保障」などの不当な口実を設けて6.15共同宣言実践南側委員会の、共同執行委員長ら南朝鮮の進歩連帯メンバー二人の平壌訪問を妨げた。一方、当局は民主労働党学生委員会委員長と高麗大学校総学生会長に「集会およびデモに関する法律」違反容疑をかけて出頭要請書を出し、YTNテレビの労組委員長と米国産牛肉の危険性を報じたMBC放送の報道番組「PD手帳」の元プロデューサーを逮捕した。

 北と南の統一運動団体メンバーが互いに会い、意見を交わすのは、祖国統一運動を活性化するための正当な活動である。にもかかわらず、南朝鮮当局が途方もない理由を持ち出して6.15南側委員会メンバーの平壌訪問を遮断したのは、民族の和解と団結を快く思わず、北南関係の改善を妨げようとする暴挙である。

 今回、南朝鮮当局が、青年学生運動団体が行った集会と会合に言い掛かりをつけて、その主要参加者を弾圧したのも許しがたい。

 北南関係を破壊し、南朝鮮社会を抜き差しならぬ政治的・経済的危機の泥沼に追い込んだ李明博政権は深刻な統治危機に陥っている。慌てた当局は、そこからの活路を独裁体制の強化に求め、各界の進歩勢力に対する暴圧騒動を行っている。しかし、それは滅亡を目前にしたファッショ統治者の無謀なあがきである。(労働新聞8日付論評)

[朝鮮新報 2009.4.16]