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〈論調〉 核武装化を狙ったプルトニウム貯蔵

 最近、ロシアのロシスカヤ・ガゼッタ紙は、専門家の評価によると日本が決心さえすれば数週間以内に核兵器を自力で製造できるとし、1000発余りの核爆弾を製造できるプルトニウムを40トン以上も保有していると明らかにした。

 ロシア紙が報じたように、日本は国内に大量のプルトニウムを貯蔵している。ある国際委員会は、日本の青森県六ヶ所村に使用済み核燃料を再処理して毎年1000個の核兵器を製造するのに必要なプルトニウムを生産することのできる工場があると明らかにした。海外にも多量の核物質を貯蔵している日本が、他国からそれを運んできたのは一度や二度ではない。

 しかし、日本はそれがあたかも「エネルギー生産」のためであるとの世論を流して、プルトニウム貯蔵策動を中断していない。

 彼らのプルトニウム貯蔵の目的は、核武装化野望を実現するところにある。

 日本は、核兵器の製造技術とその運搬手段の開発技術でも世界一流の水準に達した。  

 より危険なのは、日本の反動層が米国の「対テロ戦支援」を口実に軍事大国化と海外膨張に拍車をかけて核武装化を露骨に追求していることである。

 世界で唯一の核被害国である日本が、過去の苦い教訓を忘れ去って核武装化を進め、海外侵略に踏み出そうとするのは自滅を招く愚行である。(労働新聞8日付論評)

[朝鮮新報 2009.4.16]