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朴宜春外相が演説 「非同盟運動の発展を」

 朴宜春外相は4月29日、キューバで開催された非同盟運動(NAM)調整委員会の閣僚会議で演説、「こんにち非同盟運動は世界の平和と安全を保障し、新たな公正な国際秩序を樹立するうえで主導的な勢力になっている」と指摘し、運動の強化、発展に向けた一連の見解を明らかにした。

 朴外相は、「NAM諸国は自主権を守るためのたたかいで団結と連帯を強化し、運動の潜在力を最大限に発揮し、国際舞台で一致した行動能力を高めていくべきだ」と強調した。

 また、宇宙空間を開拓し平和目的に利用することはすべての国に平等に与えられた合法的権利だと指摘し、国連安全保障理事会が国際法的な手続きを踏まえて行われた朝鮮の人工衛星打ち上げを糾弾することは「宇宙条約に対する蹂躙行為になる」と述べた。

 一方、こんにち朝鮮半島に醸成された事態は、「民主主義が欠如し国連加盟国の総意が反映されていない時代錯誤の安保理を改革すべきだというNAM諸国の要求の正当性を証明している」と述べた。

 さらに、「安保理の強権行為に6者会談参加各国が直接または間接的に加担した事実は、6者会談が朝鮮の武装解除と屈服だけを狙う場に化したということをはっきりと示している」と指摘した。

 朴外相は朝鮮政府の6者会談不参加措置は「国の自主権とNAMの運動理念を守るため講じられた措置」だと強調、NAM諸国に対して理解と支持を求めた。また、朝鮮政府が今後もNAMの原則と理念を固守していくと述べた。

[朝鮮新報 2009.5.9]