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〈第12回平壌春季国際商品展覧会〉 17カ国1地域の企業が参加

海外市場開拓、新たなチャンス

 【平壌発=文・呉陽希記者、写真・文光善記者】第12回平壌春季国際商品展覧会が11〜14日、市内の3大革命展示館で行われた。朝鮮の対外貿易の発展と促進に目的を置いた展覧会には、国内の60の会社と海外17カ国1地域から167の企業が参加した。参加企業は展覧会開催期間中、商業取引のための面談なども行った。

参加企業の増加

多くの人々が訪れてにぎわいを見せた第12回平壌春季国際商品展覧会の会場

 展覧会には工作機械と電子機器、運輸機材、石油化学製品、医薬品、日用品、食品、軽工業製品など1万5760余種、6万5780余点の製品が展示された。

 外国の参加企業は自社製品を紹介、販売するとともに、朝鮮側の会社と取引のための面談を行った。一方で、朝鮮企業も自社製品の対外販路を開拓するための活動を繰り広げた。

 展覧会を主催した朝鮮国際展覧社の関係者によると、世界的な経済不況の影響などで、参加をキャンセルした企業もあったという。しかし全体的には、参加企業数は昨年に比べて10企業さらに増えた。

 参加企業数の増加に関して朝鮮国際展覧社関係者は、「これまでの展覧会で契約を結んだ朝鮮企業と外国企業間の取引がうまくいった証拠」だと説明する。とくに機械部門、電力関連企業間の契約成就率が高かったという。

「中国館」の登場

東西貿易会社の出店ブース

 今年の展覧会の特徴の一つとして、中国側企業専用の会場である「中国館」を設けたことが挙げられる。中国企業だけで展示会場を設置したのは今回が初めて。展覧会に参加した中国企業は100を超えた。

 冷蔵庫を生産、販売する「オークマ(Aucma)」も今回初めて参加した。同企業は2年前から朝鮮に代理店を置き商品の販売を展開している。

 同社輸出業務部のリさんは「顧客の声を直接聞くことができてとても有益な場となった」と、今回の展覧会に自社製品を出品したことに満足を示した。今回の展覧会参加をきっかけにして、朝鮮での製品販売活動をさらに積極的に繰り広げていくという。

 「オークマ」はまた、家庭用電気製品でライバル関係にある「ハイアール(Haier)」と展示場所が隣同士になった。リさんは自社製品について、「中国でトップという自負がある。朝鮮でも人気を集める自信がある」と話す。「朝鮮でも今後、他社との販売競争に力を入れていく」という。

 スウェーデン、英国、オーストラリア、イタリア、フランス、ポーランドなどの欧州企業も朝鮮の市場開拓に積極性を見せた。

 スウェーデンに本社を置き欧州を中心に貿易仲介事業を展開している「エキスポート・マーチャント・マッチ(Export Merchant Match)」のグナール・バック社長は、鉱物採掘機械製造会社である「GIA intustiri AB」の新しい取引対象を探すために今回の展覧会に参加した。「GIA intustiri AB」は現在、茂山鉱山連合企業所(咸鏡北道)と取引がある。取引している製品は電動機モーターなどだ。バック社長は「朝鮮の経済発展とともに新しい顧客ができた。今後の展望も明るい」と満足げに話した。

 駐朝スウェーデン大使館のマッツ・フォイェール大使は、自国企業が平壌での展覧会参加に対して「非常に肯定的な反応を見せている」と指摘する。フォイェール大使によると、昨年の両国間の経済取引額は前年より増加したという。

 「われわれは朝鮮との経済交流を奨励している。企業間の取引が両国関係の発展に貢献することは確実だ」(フォイェール大使)

実利追求を

 一方、今回の展覧会を通じて多くの国内企業が新しい実利追求のチャンスをつかんだ。

 コンピュータ数値制御(CNC)の工作機械を製作している蓮河機械会社は、中国企業との契約が結ばれる見通しだ。蓮河機械会社のリ・チュンウン処長によると、「中国側がわれわれとの合作の意向を示した」という。

 蓮河機械会社の製品は国内で高い性能が認められている。同社の次の目標は対外市場の開拓だ。「2012年まで年間1000台以上の工作機械を輸出すること」(リ処長)を目指している。

 平壌では今秋にも国際商品展覧会が行われる。今年で5回目となる秋季商品展覧会は9月21〜24日まで開かれる予定だ。朝鮮国際展覧社の関係者によると、春季展覧会に比べて規模は小さいが、すでにエジプト・オラスコム社などの大企業が参加申請をしているという。

[朝鮮新報 2009.5.20]