top_rogo.gif (16396 bytes)

〈論調〉 国防力強化は自主権の保証

 米国は朝鮮が人工衛星を打ち上げるや、国連安全保障理事会を唆して強盗さながらの「議長声明」を採択したのに続き、対朝鮮制裁を加える妄動を働いた。

 今回、国連安保理が朝鮮に対する制裁を発動したのは、朝鮮の国防工業を窒息させ、自衛的国防力の強化を抑えようとする米国の術策に従ったものである。

 制裁でわれわれをどうにかしようとするのは愚かで無駄な行為である。

 近年、国際舞台で起きた一連の事態は、帝国主義との対決において自力で国防力を強化する重要性を示している。

 帝国主義者が強者と弱者を分ける基準は軍事力である。帝国主義は、強者の前では縮こまるが、弱者の前では暴悪に行動する。

 帝国主義者との対決は、すなわち力の対決であるため、軍事力を強化してこそ勝利し、国と民族の自主権を守ることができる。

 帝国主義者との力の対決で受動に陥らないためには、近代的な軍事技術に基づいた強力な防御および攻撃手段をすべて兼備した国防力を保有していなければならない。威力ある攻撃手段を備えた時にのみ、侵略者の軍事攻撃を制圧し、勝利を達成できる。これは近代戦争史の教訓であり真理である。

 朝鮮人民にとって自衛的国防力はすなわち、自主権、生存権であり、社会主義守護の根本保証である。

 われわれは、米帝国主義とその追従勢力の対朝鮮孤立・圧殺策動に対処して自衛的国防力をより強化していくであろう。(労働新聞2日付論説)

[朝鮮新報 2009.6.10]