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高知で国交正常化促進会議発足 結成集会、連帯集会に80人

 高知県日朝友好・国交正常化促進会議が結成された。結成総会が6月13日、高知市内の人権啓発センターで行われた(写真)。

 同会議は、1984年に結成された高知県日朝友好促進協会を再編成したもの。県内の政党、労組、団体、市民有志を中心に結成された県日朝友好促進協会は朝鮮の自主的平和統一を支持し、朝鮮人民との友好連帯を促進することを目的として、国交正常化の早期実現を目指したさまざまな友好連帯運動を進めてきた。近年の新たな環境に合わせて県内での運動をより発展させようとの趣旨から今回、広範な団体や県民の参加を呼びかけて、名称を高知県日朝友好・国交正常化促進会議に変更し、新たに出発することとなった。

 同会議は▼朝鮮半島の軍事的緊張緩和、▼自主的平和統一支持、▼日朝友好・連帯促進、▼国交正常化交渉再開、平壌宣言に基づいた関係正常化などを活動目的に掲げている。総会では規約の改正、新役員の発表などが行われた。

 総会に続いて、第27回日朝連帯青年女性集会−日朝国交正常化を求める高知県集会が同集会実行委員会などの主催で行われた。

 第1部では立教大学の石坂浩一准教授が「朝鮮半島情勢と日朝国交正常化の課題」と題して講演した。第2部では石坂准教授と促進会議の武田伸二郎事務局次長、総聯県本部の黄英信委員長がパネリストとして出演し、集会参加者らと意見交換した。

 この日の総会と集会には80人あまりが参加した。

鹿児島で学習会

 一方、鹿児島市では20日、「日朝問題を考える学習会」が開かれた。「鹿児島県憲法を守る会」が主催し、県平和運動センター、社民党県連などの団体が後援した学習会には各界から80人あまりが参加した。学習会では九州大学大学院法学研究院・韓国研究センターの出水薫教授が「日朝国交正常化はなぜ必要か?」という題で講演を行った。

[朝鮮新報 2009.6.29]