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〈論調〉 国際圧力体制に活路求める麻生

 日本の反動層が朝鮮に対する「制裁」と「圧力」の協力体制を構築しようと躍起になっている。その先頭に麻生首相が立っている。

 最近の外交政策に関する演説で彼は、「核・拉致問題」をうんぬんし、周辺諸国と緊密に協力して「北朝鮮に強い圧迫」を加えていくだの「対朝鮮金融制裁と貨物検査の実施に向けた具体的な行動を取る」だのと力説した。これに先立ち行われた李明博との会談でも「北朝鮮の核放棄のために日韓が緊密な協力を維持することが必要」、国連安全保障理事会の決議を履行するのが重要などと述べた。

 これは、日本の反動層が反朝鮮圧迫攻勢に一種の活路を求めていることを示している。

 朝鮮半島の情勢がこんにちのような険悪な状況に至るようになったのは、日本のような国ぐにが対朝鮮敵視政策を悪質に追求してきたからである。日本の反動層は事態の重大さに対して責任を感じるどころか、朝鮮半島に生じた現在の危機事態を破局へ追い込むためにさらに狂奔している。

 日本の反動層は「制裁と圧力の協力体制」を構築して強力な経済的封鎖と圧迫を強化すれば自分たちの目的を達成できると打算しているが、それは妄想にすぎない。(民主朝鮮4日付論評)

[朝鮮新報 2009.7.8]