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国連で朝鮮代表 「あらゆるテロに反対」を表明

 朝鮮代表は6月29日、国際テロに関する特別委員会会議で演説し、あらゆる形態のテロとそれに対するいかなる支援にも強く反対するのが朝鮮政府の一貫した立場だと強調した。そのうえで、朝鮮政府が今後もあらゆる形態のテロを根源的に終息させ、平和で繁栄する世界の建設のため国連加盟国としての責任と義務を果たしていくと述べた。

 代表は、テロ行為除去のための国際的な努力にもかかわらず、こんにちテロ行為は世界各地で絶えず拡大し、人びとの命と社会の安定、世界の平和と安全を由々しく脅かしていると指摘した。一方で、「対テロ戦」の美名の下に主権国家に対する侵害と人権侵害行為が正当化されていると述べた。

 また、米国がアフガニスタン、イラクに侵攻し、これらの国ではもちろん、周辺諸国に「対テロ戦」を拡大して民間人を大量虐殺しているのは、国家テロ行為、人権侵害行為の典型だと主張した。

 代表は、こうした国家テロ行為が許されるなら、テロ根絶のための国際的な努力はいつになっても成果を収められないとし、「すべての反テロ闘争は国連憲章の目的と原則、国際法にのっとって行われなければならない」と強調した。

 さらには、テロを根絶するにはすべての国と民族が自主的に暮らし、発展しようとする権利を完全に行使できるよう相互尊重と平等、友好と協力の新しい国際秩序を樹立することが必要だと述べた。

[朝鮮新報 2009.7.10]