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〈論調〉 統一勢力抹殺狙った「100日捜査計画」

 南朝鮮の進歩統一勢力に対する警察のファッショ暴圧騒動が「安保危害事犯100日捜査計画」に従って行われていることが明らかになった。

 姜煕洛警察庁長が「安保危害事犯100日捜査計画」を作り上げて各地方警察庁と第一線の警察署に下達したのは4月初めであり、その内容は7月上旬までの100日間に「安保危害事犯」、すなわち「社会安保を害する事犯」を完全に粛清することにある。

 姜煕洛は「保安法を適用できるすべての対象」を「安保危害事犯」に規定した。両北南共同宣言を支持し、その履行のために活動する統一勢力に「安保危害事犯」のレッテルを張ったのである。両北南宣言を履行しようとする勢力が、なぜ「安保危害事犯」になるというのか。それは、民族の統一を阻み分裂を持続させてこそ南朝鮮社会の「安保」が形成されるということを告白したものではないのか。

 進歩統一勢力に対する全面的な弾圧に取り掛かったのは、李明博政権がひんした深刻な統治危機を反映したものである。来年の地方自治体選挙で惨敗すれば、李政権は文字どおり「植物政権」になるしかない。

 李明博の進歩統一勢力圧殺は自分で自分の首を絞める愚かな行為である。李承晩と朴正煕、全斗煥と盧泰愚、金泳三の末路がそうであった。李明博はまさにその轍を踏んでいる。(民主朝鮮10日付論評)

[朝鮮新報 2009.7.15]