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IAEA事務局長 「問題解決へ継続的対話を」

 国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ事務局長は、「原子力科学者会報(Bulletin of theAtomic Scientists)」(2009年9/10月号)とのインタビューで、朝鮮を核保有国の一つに挙げ、朝鮮半島核問題を解決するには継続的対話が重要との考えを示した。

 エルバラダイ事務局長は、米国とロシアの核弾頭削減の動きに合わせ他の七つの核保有国も核軍縮を進めるべきだとしたうえで、7カ国に英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエルとともに朝鮮の名前を挙げた。

 また、世界の核問題解決に向けた努力について、朝鮮との問題を挙げ、「対話が行われているときはいつでも物事は正しい方向に向かい、対話が止まっているときはいつでも事態は悪くなった」と述べた。そのうえで、「二度の核実験の後、われわれには北朝鮮と対話をし、彼らが何を考えているかを理解すること以外に選択肢はない」と対話の重要性を強調した。

 事務局長はまた、「制裁、武力という最終手段の前に、平和的解決のためのすべての可能性を使い尽くすべき」だと指摘した。

[朝鮮新報 2009.9.10]