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国連総会で朝鮮代表が主張 「核兵器の完全撤廃を」

 12日に行われた第64回国連総会第1委員会会議に参加した朝鮮代表は、朝鮮は今後も朝鮮半島と地域の平和と安全のために全力を尽くすであろうと強調した。

 代表は、朝鮮は地球上における核兵器の全面的かつ完全な撤廃を主張すると述べた。

 また、世界最大の核保有国らが核軍縮で先頭に立てば、各地域に新たに登場した核保有国にも肯定的な影響を与え、これは地球上で核兵器をきれいに清算するうえでも有益であると述べた。

 そして、朝鮮半島に核兵器がどのように展開され、核拡散防止条約(NPT)が核保有国に対していかなる役割を果たしているのか、朝鮮半島の核問題の本質が何であるのかという問題に注意を喚起した。

 代表は、朝鮮半島の非核化実現のためには、朝鮮に対する米国の核の威嚇が終息し、敵視政策が撤回されなければならないと主張した。

 また、停戦体制を平和体制に転換するのは朝鮮半島の平和と統一のためだけでなく、東北アジアと世界の平和と安全のためにも必須の問題であると強調した。

 代表は、世界の平和と安全を保障するための国際的な努力において各軍縮機関の役割が重視されているとし、とくに軍縮を専門的に扱う本委員会の役割がさらに増進されるべきであり、それは何よりも核軍縮問題で表れなければならないと述べた。

 そして、朝鮮は、国連内の唯一の軍縮協議機関であるジュネーブ軍縮会議(CD)の加盟国として、会議が世界的な軍縮を促すうえで最も有益な機関になると認めると強調した。

[朝鮮新報 2009.10.23]