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〈論調〉 米の侵略政策示すバンカーバスター配備

 米好戦勢力が朝鮮とイランを狙った地下構造物破壊用爆弾バンカーバスターの生産および実戦配備に拍車を掛けている。

 全長6メートル、炸薬量2.4トンのこの爆弾は、厚いコンクリート層を貫通できるという。

 最近、米議会は、精密誘導装置を備え、レーダー網に引っ掛からないB2ステルス爆撃機などに搭載して対象物の攻撃に利用するというこの超大型爆弾の生産に数千万jを支出することに関する予算案を承認した。米国防総省は、この計画の実現のためにほかの目的に割り当てられた資金も回せるようになっている。

 米国がバンカーバスターの生産および実戦配備を本格的に推し進めているのは、危険極まりない武力増強、戦争策動にほかならない。とりわけ看過できないのは、米国がこの武器を朝鮮の地下軍事対象物や核施設の攻撃に利用しようとしていることである。まさにここに、米国のバンカーバスターの生産および実戦配備の危険性がある。

 米国が朝鮮を狙った超大型地下構造物破壊用爆弾の生産と実戦配備に本格的に取り組んでいるのは、彼らが力による対朝鮮圧殺野望を依然として捨てていないことをはっきりと実証している。

 米国は、口では朝鮮半島の緊張緩和を唱えるが、実際はその看板の裏で別のことをしようとしている。言い換えれば、米国は欺瞞的な偽装平和策でわれわれの武装解除を追求する一方、誰かの「脅威」を執拗に持ち出し、南朝鮮とその周辺に現代的攻撃手段を増強配備して核先制攻撃方式によって朝鮮を圧殺しようとしている。これは、米国の変わりない立場であり、侵略的な対朝鮮政策である。(労働新聞10月27日付論評)

[朝鮮新報 2009.10.30]