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香港でキリスト教国際会議 制裁解除、敵視撤回を主張

 朝鮮半島の平和と和解、統一に関するキリスト教国際会議が10月21日から23日まで香港で開かれた。

 会議には、世界教会協議会(WCC)、アジアキリスト教協議会(CCA)、そして朝鮮キリスト教連盟代表団をはじめラオス、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、日本、カナダ、米国、ドイツ、英国、フランス、スイス、ケニアなど28カ国の代表団と代表が参加した。

 会議では、日増しに強まる米国と日本、南朝鮮当局の反朝鮮敵対行為により、朝鮮半島に厳しい情勢が生じていることに深い憂慮を表し、キリスト教団体の国際連帯運動を強化するための対策が討議された。

 会議で採択されたコミュニケは、単一の民族である朝鮮人民は外部勢力によって人為的に引き裂かれ、いまだに分裂の苦痛をなめているとし、6.15共同宣言と10.4宣言に従って和解と協力の雰囲気の中で良好に発展していた北南関係が最近、南朝鮮当局の誤った反北策動によって極度に悪化しており、米国と日本の無謀な対朝鮮敵視政策によって朝鮮半島に重大な軍事的脅威が生じていることについて指摘した。

 また、コミュニケは、各国のキリスト教団体が6.15共同宣言と10.4宣言の全面履行、国連安全保障理事会決議に伴う朝鮮民主主義人民共和国に対するすべての制裁解除、連邦制統一方案支持、朝米会談の再開、朝・日関係の改善、米国の対朝鮮敵視政策撤回、朝鮮半島とその周辺での軍事演習中止、核兵器のない世界のための国際連帯運動を強化していくことについて強調した。

[朝鮮新報 2009.11.18]