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南朝鮮当局 北南政党の接触を不許可

 2日に開催が予定されていた北側の朝鮮社会民主党と南側の民主労働党間の実務接触が、南側当局の不許可措置によって中止となった。

 統一ニュースによると、政党間交流を目的に行われる実務接触が不許可となるのは今回が初めて。

 南側の統一部は1日午前、「北側の核実験に対する国連安保理の決議が採択され、核問題に対する北側の態度に変化がない現在、政党間の交流は適切ではない」と民主労働党に通達した。南側当局は昨年8月、金剛山で女性観光客の射殺事故直後に予定されていた同党代表団の訪北を遮断したが、実務接触については禁止しなかった。

 今回の措置について民主労働党は反発を強めている。同党のウ・ウィヨン・スポークスマンは、「今回の実務接触は定例の政党間交流であり、今以上に関係が悪化していた時期にも開催された。納得できる理由なしに不許可とするのは、明らかな野党弾圧」だと主張した。

 そのうえで、今回の措置が「(南側)政府に南北関係を解決しようとする意志がないことを間接的に示したもの」だと指摘した。

 朝鮮社会民主党と民主労働党は2000年以降、絶えず交流を行ってきた。民主労働党代表団は05年、06年、08年に訪北している。

 今回の接触は、このような定例の交流事業の一環として、今年の事業の総括と来年度の計画を立てるために計画された。

[朝鮮新報 2009.12.4]