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やりがいある事業、今年も活発に

京都中高教育会会長 姜優さん

 京都朝鮮中高級学校教育会会長、伏見商工会理事長。昨年、母校でもある同校の創立55周年記念事業実行委員長を務め、卒業生や同胞たちの愛校心を呼び起こし、記念事業と同胞大祝典(11月)を成功に導いた。

 地域では「真面目で正直な人」と評判だ。そんな人柄が賛同者を増やした。

 京都では昨年、同校創立記念事業を、すべての団体、同胞を網羅した一大事業として展開し、民族教育への関心を集め在日朝鮮人運動を発展させる大きな契機を築いた。その「突破口」を開いたのが教育会理事会の取り組みだった。

 同理事会は、老朽化した校舎の補修工事に着手。教室や廊下の改装、外壁修復、屋上防水工事などを半年以上に渡って続けた。

 「学校事業はやりがいのある仕事。常に足を運んで子どもたちに何が必要なのか知りたい」と、毎日のように学校に足を運び工事を現場で指揮した。

 昨年4月に結成された記念事業実行委員会は、卒業生を対象にさまざまな企画を催し、学校支援活動を展開した。その過程で多くの卒業生、同胞らを訪ねた。

 「学父母や卒業生、そうでない同胞もみんな、ウリハッキョと民族教育に大きな関心を寄せていることがわかった。お金に換算できない同胞の温かい気持ちに、何度も感動し学んだ」

 ゴルフも相当な腕前だ。昨年、シニアゴルファー日本一を決める日本シニアオープンゴルフ選手権に出場した。入賞者はテレビ中継で経歴が紹介される。「入賞を果たしてウリハッキョや在日同胞の存在を広めたい」。ゴルフの時も「学校のことで頭がいっぱい」だった。

 「自分が会長を任されたからには、まずは学校運営を安定させたい。そうして教育環境を整備し生徒数増加に繋げたい。今年も活発に活動していきたい」(鎬)

[朝鮮新報 2009.1.5]