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美術で未来を考えたい

北海道で初の個展 金侑龍さん

 来月2日から7日まで、札幌市中央区のギャラリーたぴおで初の個展「bright future」を開く。テーマは、「各々が抱く未来に対するヴィジョンの鮮明化」。

 「北海道では在日朝鮮人が個展を開く機会はまだ稀。自分を含むすべての人たちと、美術を通じて自分たちの行方、未来について考えたい」

 会場には主に立体作品や写真など4点を展示する。

 朝大美術科、同大研究院を卒業後、横浜や埼玉でグループ展に参加。北海道同胞美術サークルにも所属している。

 「卒業後、社会人になって美術に触れることがなくなることが何より怖くて、常に展示を意識していた」

 展示会には、「北海道の同胞、とくに学生や朝青員たちの良い刺激になれたら」との願いも込められている。(潤)

[朝鮮新報 2009.1.27]