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兄妹みたいな存在

朝鮮歌舞団を支える 任玉鐘さん

 産廃業の傍ら、南大阪商工会の副会長を務める任さんは、大阪きっての歌舞団ファン。

 昨年12月に淡路島で行われた全国朝鮮歌舞団の講習会場にも妻と2人、2時間をかけ車で駆けつけた。

 「金魚鉢の中に赤、黒、白など数種の金魚がいるように、同胞社会にも多彩な人材がいて、各々の役割がある。なかでも、同胞たちの暮らしに密着した活動をしている歌舞団は、組織を支える礎石ともいえる貴重な存在だと思う」

 そんな歌舞団を温かく見守り続け20余年。「行く情があってこそ、来る情がある」と、互いに情を分かち合える歌舞団は、任さんにとって「兄妹みたいな存在」だという。

 「大変な時期だからこそ、生活を豊かに彩る歌舞団の歌や踊りが必要。今後も、力を合わせて同胞社会を盛り上げていってほしい」と、微笑んだ。(裕)

[朝鮮新報 2009.1.27]