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朝鮮青磁器の伝統を継承

陶芸家 ウ・チョルリョンさん

 高麗青磁器象嵌技法を完成させた陶芸の大家、禹致善氏を父に持つ。

 父の後を継いで、陶芸の道を志した。朝鮮最高峰の芸術作品を手がける万寿台創作社で創作にいそしむ。

 高麗青磁器の伝統的な装飾技法である紋様を使いながら、独特な形態と技法を導入し新たな美を生み出した代表作「鶴と雲模様象嵌磁」「花と鳥象嵌磁」「あやめ紋彫り青磁」など6点が国宝に指定されている。

 また、中国で開催された「東北国際陶芸博覧会」(07年7月)で1位、「中国国際陶磁博覧会」(07年10月)では銀賞を受賞するなど海外でも高い評価を得ている。

 「父に追いつくにはまだ程遠い。高麗青磁器にこめられた民族の魂を引き続き守っていくことが禹致善の子に与えられた重大な使命だと思う。今後も創作に専念したい」と語る。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.1.27]