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鄭大世に負けていられない

「テセ」会代表 森正雄さん
 

 2006年夏、社会人野球の選手を辞め、一念発起し起業。その頃、鄭大世選手と出会う。J1・川崎フロンターレの熱烈なサポーターとして鄭選手の素質を、「すごく伸びるなあ」と直感し、すぐに会いに行った。その後、人間性に惹かれ「テセ会」を発足させた。初めは一人だったが、今では250人の会員を抱える。

 「日本人なのになぜ在日朝鮮人を応援するの?」。発足当初、周りから届いた声だ。しかし鄭選手の活躍で、そんな声もなくなる。

 練習で人一倍汗をかき努力を惜しまぬ姿も、不調のとき悩む姿も傍らで見てきた。一人の青年として力強く生きる姿に、会社経営への情熱を駆り立てられてきた。日本人と在日の間に友情の橋が架けられたと語る36歳の商社社長。「私にとってテセは夢。年下に負けてはいられない。自分ももっと仕事をがんばらないと!」。(東)

[朝鮮新報 2009.3.2]