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金剛山歌劇団 千里馬製鋼連合企業所で公演を披露

 【平壌発=呉陽希記者】第26回4月の春親善芸術祭典(4月10〜18日)に参加するため祖国に滞在中だった金剛山歌劇団が4月20日、千里馬製鋼連合企業所(平安南道)で公演を行った。同企業所は昨年12月、金正日総書記が現地指導で訪れ、国内有数の鉄鋼生産基地が2012年に強盛大国の大門を開くための取り組みで先頭に立つよう呼びかけた場所だ。

千里馬製鋼連合企業所を訪れ、労働者たちの前で公演を披露した金剛山歌劇団の団員たち(4月20日)

 この日の公演は企業所内にある労働者文化会館で行われた。従業員の大多数は今までテレビで総連芸術団の公演を見たことはあったが、生の公演を観覧するのは初めてだった。

 歌「パンガプスムニダ」で始まった公演では、女声独唱「降仙の夕焼け」、男声独唱「明日を信じよ」、舞踊「わが錦繍江山」、歌と舞踊「2012年に向けて」など多彩な演目が披露された。観客は歌に合わせて手拍子を打ち、舞台に歓声を送った。一つの演目が終わるたびに出演者に花束が送られるなど、公演は大盛況のうちに幕を下ろした。

 同企業所のキム・ヒョンナム支配人は「今日の公演を見て大きな力をもらった」と感想を述べた。

 金剛山歌劇団は1970〜80年代、平壌だけでなく地方の劇場や生産現場でも公演を行っていたが、最近はそのような機会が少なかった。今回、一行は公演に先立ち、企業所が製作した超高電力電気炉の出鋼作業を見学するなど、労働者の息づかいを直接感じた。

 李龍秀団長は「強盛大国の扉を開くために奮闘している労働者を激励し、多くの祖国の人びとと一緒の時を過ごしたかった」と訪問の目的を説明した。団員の李文基、李紗栄さんも、「私たちも2012年に向けて祖国の人びとと足並みを合わせていくべきだと感じた。今日の感動を在日同胞にしっかり伝えていきたい」と話した。

[朝鮮新報 2009.4.28]