鶴見朝鮮幼稚園　園長　彭秀哲さん

　日本各地の単設朝鮮幼稚園のうち、唯一の男性園長。「３年間、ベテラン主任と共に魅力ある園作りに取り組んできた」。０６年から横浜市内全域をカバーして新たなスタートを切った。午前・午後と一日２回運行される通園バスの乗車時間は最長２時間半。「３〜６歳の幼児だけに粗相のないよう、数回トイレ停車する工夫をした」。

　同園では通年、外国人講師による週２回の英会話と専門家の指導による週１回の水泳、延長保育（希望者）を実施している。休園は日曜日と日本の祝日、盆・正月休みに合わせた。

　「私自身共働きで、わが子を日本の保育園に通わせるしかなかった。目標は共働き夫婦をサポートできる園作りだ」

　新入園児は全員、昨年の「体験保育」の経験者たち。今年も来年度の新入園児を対象に週２回の「体験保育」が始まる。（潤）

［朝鮮新報 2009.6.1］