〈本の紹介〉 「私の中の朝鮮人学校教育事件−アメリカ占領軍に抗して」 |
日本少年の4.24体験録 1948年4月23日、当時18歳の少年だった著者は、連合国最高司令官総司令部(GHQ)の指令を口実に朝鮮学校の閉鎖を通告した日本政府に反対し、在日朝鮮人と共に大阪、神戸で行われたデモンストレーションに参加した。 その日、多くの在日朝鮮人と共に連行された彼は、留置場、拘置所を経て、GHQ軍事裁判で「占領政策違反、騒擾罪」による重労働3年を言い渡され、大阪刑務所で1年3カ月の収監生活を送った。 本書は、綜合企画舎ウイル発刊の「朝鮮学校の歩み」シリーズ・第7弾。 1948年、大阪での4.24教育闘争に関わった日本人初の体験回顧録である。本には当時の状況などが詳細に記されている。 井津元久美夫著、2680円。問い合わせは、綜合企画舎ウイルへ。 TEL、FAX=03・6279・3356、Eメール=uil21@yahoo.co.jp [朝鮮新報 2009.6.5] |