専門家のネットワーク構築 |
同胞法律・生活相談センター事務局長 金静寅さん 現在、NPO法人「同胞法律・生活センター」(東京)では、月に70余件の相談を受け持ち、木曜日には弁護士との対面相談を実施している。 家庭内での悩み相談に訪れるのは、圧倒的に女性が多いという。一人ひとり相談を受ける中で、女性の生き難さを切に感じた。それは個人の問題でありながら、男性優位という社会構造が問題の根底にあると話す。そんなことから、ジェンダーやDVなどに関する研究も進めている。 「同胞が当然受けられる福祉分野のサービスなどを活用できるよう、より良いサポートができれば」−07年には社会福祉士の資格を取得。 困難な情勢の中、いろんな面で生活課題を抱えている同胞は少なくない。「同胞社会にいる専門家のネットワークを構築し、新たな解決の道を提案していきたい」と抱負を語った。(裕) [朝鮮新報 2009.6.15] |