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ポジャギのような生き方を

ポジャギ作家 島崎昭子さん

 朝鮮の伝統文化であるポジャギに、初めてふれたのは15年前。南朝鮮滞在中、親交を結んでいた「韓国のオンマ(愛称)」に習った。帰国後、独学で創作を続けながら教室を開講。現在では在日朝鮮人クラスや日本人のクラス、カルチャーセンターなどで教えながら定期的な展覧会も行う。

 「ポジャギ作りの最大の魅力は、どんな素材でも自然となじみ独自の作品に仕上がるところ」。ポジャギに日本の古布を用いた彼女の作品にもまた、独特の温かさがかもし出される。

 一方、ポジャギ展「島崎昭子と仲間達V」(東京・青山、5月27日〜6月1日)をはじめとする各種展覧会は、毎回多くの在日朝鮮人、日本人訪問者らが集い親ぼくを深める交流の場となっている。

 「国籍や人種は関係ない。わけ隔てなくすべてを受け入れるポジャギのように、私も生きていきたい」と話した。(周)

[朝鮮新報 2009.6.29]