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金剛山歌劇団巡演「アルム」 大阪、阪神地区、横浜で大盛況

民族管楽器重奏「プルム打令」(西東京公演)

 金剛山歌劇団大阪公演(主催=同公演実行委員会)が6月27日、東大阪市民会館で行われた。

 昼と夜、2回にわたり催された公演を、総連大阪府本部の夫永旭委員長と府商工会の呂光市会長、同公演実行委員長の金憲信・同本部副委員長をはじめ、同胞と日本市民ら2600余人が観覧した。

 これに先立ち、金剛山歌劇団阪神地区公演(主催=同公演実行委員会)が26日、兵庫県尼崎市のアルカイックホールで開かれた。

 総連兵庫県本部の盧武鉉委員長と公演実行委員長の李修男・総連尼崎西支部委員長、県議会議員、同地区の日本学校教員らをはじめ、同胞と日本市民ら1800余人が昼と夜の公演を観覧した。

 同実行委では、ケーブルTVやFM尼崎などを通じ、宣伝を行い、多くの人に呼びかける一方、同地区の社会福祉協会を訪れ、高齢者や障がい者22人を招待した。

 公演を観た招待客らは、劇団員たちに感謝の意を込め、プレゼントを手渡した。一緒に足を運んだ家族たちも、喜びを共にしていた。

福祉施設の招待客らとともに記念撮影(阪神地区公演)

 また、横浜開港150周年記念金剛山歌劇団横浜公演・日朝親善チャリティーコンサート(主催=同公演実行委員会)が21日、神奈川県横浜市関内ホールで催された。

 総連神奈川県本部の鄭喜Q委員長と公演実行委員長の李栄鎬・神港商工会会長、県議会議員、市議会議員ら56人の来賓をはじめ、同胞と日本市民ら1100余人が公演を観覧した。

 金剛団歌劇団の前に、横浜朝鮮初級学校の生徒らによる合唱と、神奈川朝鮮中級学校の吹奏楽部による演奏が披露され、観覧者から絶賛を受けた。

 ある日本市民は、「朝鮮学校の生徒たちによる公演を観ていたら、とめどなく涙があふれ出た。朝鮮学校が横浜市にあることは知っていたが、生徒たちが初級部1年生から1時間以上もかけ、毎日通学していることを初めて知った。子どもたちを近隣の日本学校ではなく、朝鮮人に育てるため、朝鮮学校に送り、いつも無事に学校に着いたかどうかを心配する父母たちの心情を思うと、胸を打つものがあった」と述べた。

 公演後、公演実行委より横浜市健康福祉局の岡田輝彦副局長と神奈川中高教育会の禹載星会長にチャリティー収益金が手渡された。

[朝鮮新報 2009.7.3]