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後代に民族性を受け継ぐ

アニメーション監督 ネルソン・シンさん

 御年70歳、アニメーションに携わり50余年。

 米国のテレビシリーズでおなじみの「ピンク・パンサー」や「X-Men」「ザ・シンプソンズ」などを手がけ、米国「エミー賞」を8回受賞。さらに映画「スターウォーズ」で登場するライトセーバー(光線剣)≠フ刃の部分を担当したことで知られている。

 05年には朝鮮半島で同時上映された、初の北南合作アニメ長編映画「エンプレス・チョン(王后沈清)」を総監督。

 「故郷(黄海北道)を訪問したい」「南北で一つの作品を作りたい」という思いから映画を制作した。

 渡米し40年。雑多な文化が飛び交うなかでも、民族文化の温存に努めてきた。

 「もう少し歴史の解説が入った、民族固有の物語を北と協力し制作したい。後代が民族性を継承していくうえで一つの支えとなりたい」(裕)

[朝鮮新報 2009.7.13]