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「誰もやらない方法で−」

NPO法人「Living in Peace」理事長 慎泰俊さん

 米系金融会社に勤める傍ら、2007年に設立されたNPO法人「Living in Peace」(LIP)の理事長を務める。

 朝鮮大学校卒業後、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修士を取得。

 「世界中の人々に機会の平等」を−LIPは「貧困の削減」を目標に掲げ、金融機関に勤める20代後半の若者を中心に、日本初のマイクロファイナンス事業に取り組んでいる。

 「誰もやらない方法で、人のためになることをしたい」

 「人のために何かをする大切さ」は16年間の民族教育、とりわけ高級部時代に培った思いだという。

 今年、4月に「15歳からのファイナンス理論入門」(ダイヤモンド社)を出版した。7月からはカンボジアのマイクロファイナンス機関を対象にしたファンドの募集を開始している。(裕)

[朝鮮新報 2009.7.27]