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平壌で総連書芸展示会 文芸同結成50周年を記念

書芸展示会には多くの平壌市民が訪れた(撮影=文光善記者)

 在日本朝鮮文学芸術家同盟(文芸同)結成50周年を記念する書芸展示会が6〜8日、平壌国際文化センターで開かれた。

 展示会には、千葉県をはじめとする日本各地の在日同胞書芸家らが創作したさまざまなテーマの作品50余点が展示された。

 文芸同は今回、同盟結成50周年に際して代表団を祖国に送った。

 展示会が開かれた平壌国際文化センターの美術展覧会場は、国の記念日などに際して国内最高レベルの美術展覧会や書芸展示会が開かれる場所。この会場で総連の書芸展示会が単独で開かれるのは今回が初めて。

 文芸同中央の金正守委員長は6日の開幕式で演説し、今回の展示会は総連の文芸人に対する金正日総書記の配慮によって実現したものだと述べた。

 在日同胞書芸家らは1994年から毎年定期的に祖国を訪問し、万寿台創作社や平壌美術大学などで祖国の一流の書芸家から講習を受けてきた。

 在日同胞書芸家らと親交が深いという平壌美術大学のオ・グァンソク書芸講座長(55)は、「書体の形式が作品の内容とマッチしている。総連の書芸家のレベルが大きくアップしたことが一目でわかる」と感想を語った。

 平壌音楽学院のリ・ミョンシム教員は、「出品された作品の技術的なレベルは高いが、テーマに感銘を受けた。日本で民族性を守りながら生きる在日同胞の思いが作品からにじみ出ている」と話した。

 文芸同代表団の卓正淑さん(女性同盟千葉・西部支部、85歳)は、「展示会場に足を踏み入れた瞬間、涙があふれてきた。平壌で展示会を開くのがわれわれ全員の長年の願いだった」と感極まった様子だった。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.8.10]