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「美しい音色を後代に」

「民楽」団員 康美純さん

 「唯一、夢中になれた」というカヤグムを初めて目にしたのは幼稚園の頃。

 中級部で民族管弦楽部に入部しカヤグムと出会い、高級部からは本格的に取り組み始めた。卒業後、民族楽器重奏団(民楽)に入団。03年と04年に朝鮮で名高い先生からマンツーマン指導を受けた。

 仕事との両立は、時間的にも体力的にも厳しいが、「美しい音色を聞くと元気が出るし、同胞とつながれる大切な場」だから、練習には欠かさず足を運ぶ。

 数々の舞台で腕を磨き、07年にはオーケストラの一員として、金剛山歌劇団のツアーにも参加した。

 「民族楽器を奏でる同胞が減りつつある現状、決して絶えることのないよう後代に引き継いでいきたい」

 来年、創団20周年を迎える民楽の記念演奏会に向け、練習に余念がない。(裕)

[朝鮮新報 2009.8.24]