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「シルム発展に一生を」

朝鮮相撲協会書記長 ホン・ファンウォンさん

 古くから朝鮮では相撲競技の勝者に黄牛を贈るならわしがある。その風習は現在も受け継がれており、毎年、平壌ではアマチュアのための「大黄牛賞」全国民族シルム(朝鮮相撲)大会が開催されている(今年は9月23〜25日)。

 普段は他の仕事に従事している出場者たちも、この期間だけは「シルムクン(力士)」と呼ばれる。

 「それを聞くのが何ともうれしくて。民族伝統を継承する喜びを感じる」とホンさん。

 朝鮮体育大学でレスリングを学びプロの力士となった。兄、甥も力士で国内では有名な「相撲一族」だ。

 現在の役職に就いたのは03年。ふだんは地方の力士を訪ね、相撲を取り、新しい技を探る。また、それらを理論的に体系化して、本の執筆にも取り組んでいる。

 「シルムの発展に一生を捧げたい」【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.10.5]