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バヤンの魅力を朝鮮の曲で

三池淵楽団バヤン奏者 キム・ヒャンスンさん

 「朝鮮の曲でバヤンの魅力をもっと伝えたい」

 今年デビューした万寿台芸術団の新グループ三池淵楽団の公演で人気プログラムのひとつがバヤン2重奏「大紅湍メドレー」だ。男女の奏者が出演する。22歳のキムさんは「新星」として話題を集めている。

 バヤンとは、ロシアの民族楽器で鍵盤がボタン式のアコーディオンだ。日本ではなじみのない楽器だが、ヨーロッパでは広く普及しており、鍵盤式アコーディオンがポピュラーな朝鮮でも定着している。

 音楽評論家たちは「彼女の卓越した演奏技巧には文句の付けどころがない。天性の音楽感覚がある」と高く評価する。国内最高峰のコンクールである「2.16芸術賞」でも3度入選を果たしている。

 「目標は世界的なバヤン奏者になること。ロシアの演奏家たちを超えたい」と意気込む。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.11.9]