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自分たちの力、信じて

総連東京足立支部副委員長(非専従) 呉勝仁さん

 「足立同胞大祝祭2009」の実行委員長を務めた。「サムルノリ」にも出演。みな素人だったが、祝祭のために猛練習をした。拍手喝采に胸を撫で下ろした。

 「自分たちの力でこの祝祭を輝かせたかった。ほんの少しでもいい。しかし、自分のたちの力でないといけない。同胞のための同胞祝祭なのだから」−一念は実った。

 「楽に生きたい」と「誰かがやらなければいけない」。天秤にかけた時、「やる」ほうが重たかった。

 力の源泉は「出会い」だと話す。自身を育ててくれた同胞社会を裏切ることはできないとも言った。朝青の頃から数えて33年間、一度も同胞社会に背を向けたことはない。

 「初心忘れるべからず」。同胞社会と自身をひとつにして考えることができるのは、受け継がれる同胞の思いと出会ったからだった。(丘)

[朝鮮新報 2009.11.16]