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「いくつになっても健康第一」

3つの顔を持つ体育教員 崔吉守さん

 「朝鮮学校の体育教員として47年間、2万人を超える子どもたちに、体を動かす楽しさと、仲間と力を合わせる協調性、課題をクリアする達成感、悔しさや喜びを体験する過程で心と体が成長することを伝えてきた」と語る。そして、バレーボールの普及、選手育成にも情熱を傾け続けている。「バレーには55年くらい携わっている。人生からバレーを抜いたら私じゃなくなる」。関東オモニバレーボール連盟会長。

 高齢化社会に備えて健康運動指導士(厚生大臣認定資格)を取得し、5年前から地元、東京・練馬の65歳以上の同胞女性を対象に指導している。近年、板橋、中杉、渋世支部、千葉初中の同胞、学父母も教えている。7歳から94歳まで、生徒の年齢層は幅広い。

 「いくつになっても健康第一。仲間がいて、楽しく、思いやりを持って、体を動かしていくのが健康の秘訣」と話す。現役体育教員のエネルギッシュな姿は衰えを知らない。(潤)

[朝鮮新報 2009.11.30]