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福岡で朝・日親善サッカー大会 九州中高中級部が初優勝

初優勝を果たした九州中高中級部の選手たち

 「第11回朝・日親善フィマン(希望)杯中学生サッカー大会」(主催=九州KOREAサッカー協会、北九州サッカー協会、後援=北九州市、北九州市教育委員会、九州朝中サッカー部後援会)が11、12の両日、浅川中学校と黒崎中学校のグラウンド、本城陸上競技場で行われた。

 同大会には、九州朝鮮中高級学校中級部サッカー部をはじめとする8チームが参加。初日は予選リーグ、2日目には決勝トーナメントにそれぞれ臨んだ。

 九州中高は初日の予選リーグを1勝2分の2位の成績で通過し、決勝トーナメントに駒を進めた。

 準決勝では、県大会ベスト8の浅川中学校と対戦。一進一退の攻防の中、前半13分に李秉舜選手がミドルシュートを決め先制した。後半は、浅川中の猛攻をゴールキーパーの池寿基選手を中心に堅いディフェンスでしのぎ、1−0で決勝に進んだ。

練習の成果を発揮した九州中高の選手たち

 決勝の相手は、同大会優勝経験のある大野城FC。前半8分に先制を許す苦しい展開の中、20分に崔在光選手、23分に尹大光選手が得点し逆転に成功した。後半3分にはフリーキックで同点を許したものの、18分に再び崔在光選手が相手の後ろに飛び出し勝ち越しのシュートを決めた。

 九州中高はその後も1点追加して4−2で勝利し、同大会初の優勝を手にした。

 李昌浩主将は、「優勝できてとてもうれしい。いい思い出ができた」と喜びをかみしめた。保護者たちも、「よくやった。11年目でやっと優勝することができてよかった」と口を揃えた。

 一方、決勝戦に先立ち毎年恒例となっている北九州ウェーブシニアと九州KOREAシニアとの親善試合が行われた。

 同大会は、朝・日親善のための草の根運動として毎年開催されており、関係者や保護者たちは、今後もさらに朝・日友好を深める役割を果たしていこうと決意を新たにした。【九州中高】

[朝鮮新報 2009.1.19]