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東京朝高ボクシング部 兪m選手が「全国」選抜出場

都新人戦で優勝し決定

「全国大会」出場を決めた兪m選手

 第28回瀬尾杯争奪東京都高等学校ボクシング新人戦が昨年11月8、9の両日にかけて駿台学園ジムナジウムで行われ、東京朝鮮中高級学校ボクシング部の兪m(フライ級、高1)、安昌秀(バンタム級、高1)の2選手が優勝し、洪昌基(フェザー級、高2)、李炯東(ライト級、高1)の2選手が準優勝した。

 このうち兪m選手は、11月末までの公式戦、スパーリングなどで実力が認定され、3月21日から24日にかけて栃木県宇都宮市で開催される「全国」選抜大会に出場することになった。安昌秀選手は負傷のため、本大会への出場を辞退した。

 東京朝中出身の兪選手は、伝統ある東京朝高ボクシング部で「全国」制覇を狙いたかったと入部を決めた。試合に勝ったときがボクシングの魅力だと語り、「これまでの練習成果をすべて発揮し『全国大会』では東京朝高のプライドを見せたい。同胞たちに喜びを与えるため、まずは1勝したい」と意気込んでいる。

 同部の金尚洙監督は兪選手について、「実力はまだまだだが、『全国』の舞台を経験することが大事。貴重な経験が今後の部活動に生きてくるだろう」と述べていた。(東)

[朝鮮新報 2009.1.28]