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金正日総書記生誕67周年慶祝 第52回大阪同胞駅伝・マラソン大会

寒空の下、全力で疾走

 金正日総書記生誕67周年慶祝第52回大阪同胞駅伝・マラソン大会が1日、長居第2陸上競技場で行われ、総連大阪府本部の夫永旭委員長と大阪体協の李宇眞会長をはじめとする活動家と同胞ら約1800人が参加した。52回目の開催となる今大会は、大阪でも歴史ある大会の一つとして日本の陸上関係者からも一目置かれており、参加者たちは寒風吹きすさぶ中、温かい応援に背中を押されるかのように全力で疾走していた。

3.4キロの熱戦

団体戦形式のマラソン一般では北大阪が優勝した

 開会式では夫永旭委員長があいさつしたのに続き、選手代表が宣誓を行った。その後、毎年恒例のオープニングセレモニー、活動家たちによるトラック一周競技が行われた。スタートラインに立った本部や支部、各団体の活動家たちは、今年も愛族愛国運動を先頭でリードしていく決意を胸にそれぞれのペースでトラックを一周した。

 大会では、マラソン初級部女子の部、マラソン青年女子の部、マラソン一般の部がそれぞれ行われた。

駅伝青年男子で8連覇した東淀川A

 全長3.4キロのコースを走る参加者たちに、父母や同胞たちは沿道から声援を送った。マラソン参加者たちの表情は真剣そのもので、一つでも順位を上げようと最後のトラック内でデッドヒートを繰り広げる姿も多かった。

 団体戦形式で行われたマラソンでは、北大阪初中(初級部女子)、東阿・中西(青年女子)、北大阪(一般)がそれぞれ優勝した。

初級部女子の部に参加した大阪福島初級は、個人成績では1、2位を独占したものの、団体成績は3位にとどまった。

 一着でゴールテープを切った同校の金美沙さん(初5)は、「去年は7位だったので、今年は去年の1〜3位だった選手たちを目標にして練習してきた。その成果が優勝という形につながったのでとてもうれしい」と述べながら、「来年は2連覇を目指す」と抱負を語った。2位の金磨那さん(初6)も、「去年より順位が上がったのがうれしい」と感想を述べた。

同胞社会と共に

3つの区間賞を獲得した城北が駅伝初級部男子を制した

 マラソンに続いて行われた駅伝は一チーム5人で、中級部クラス別、初級部男子、青年男子の部でそれぞれ行われ、どの部でも熱戦が繰り広げられた。

 中級部クラスでは、男女が交互に走り「クラスの名誉」をかけてたたかった。たすきを手渡した後、力尽きてトラックに倒れこむ生徒や自分のふがいなさに悔し涙を浮かべながら走る生徒など、全員が一丸となって優勝を目指した。同部門では、東大阪中級2年1組が優勝した。

 一方、青年男子では、東淀川Aが圧倒的な強さで8連覇を成し遂げたほか、前回大会を機に結成された東大阪南が地道な練習の成果を発揮して3位を獲得した。

 初級部男子では、城北初級が3つの区間賞を獲得して優勝を果たした。チームリーダーの趙錫悠くん(初6)は、「優勝できてとてもうれしい。後輩たちにも優勝目指してがんばってもらいたい」とエールを送った。一方、朴勇吉くん(初5)は、レース中に片方の靴が脱げてしまうアクシデントに見舞われたものの、そのまま走りきり優勝に貢献した。

 「はだしで走ったから水ぶくれができたけど、チームのためにがんばった。来年はさらにタイムを縮めたい」と抱負を語った。

 応援に駆けつけた父母や同胞たちは、おでんなどをふるまって選手たちをねぎらいながら、楽しいひと時を過ごした。

 52回にわたって行われてきた大会には、親子3代にわたって参加する人たちも多く、大阪同胞社会と共に歩んできた同大会は、今後も同胞たちに親しまれる大会として発展していくことだろう。

東日本大会

 一方、在日本朝鮮人陸上競技協会が主催する共和国創建60周年記念「第10回東日本同胞・学生駅伝・ロードレース大会」が昨年11月30日に舎人陸上競技場(東京都足立区)で行われ、総連中央の「益柱副議長兼民族圏委員会委員長をはじめとする体連、総連各本部、体協の関係者、一般、朝鮮学校の選手ら900余人が参加した。

 今年11月29日には同競技場で第11回大会が行われる。今後、同大会は11月最終の日曜日に開催される。(李松鶴記者)

[朝鮮新報 2009.2.4]