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在日本朝鮮人登山協会 金載英会長の話

同胞の一体感に期待

 「百名山」登山は、来年の在日本朝鮮人登山協会の結成15周年を記念する大登山会だ。

 特色としては、全国の同胞が連絡をとりあいながら、同時に動くということ。九州から北海道まで同じ志向を持つ同胞同士が、離れていても時間を共有することができるということに意義がある。登山を通じて、ひとつのつながりを感じ、一体感を持つことができるだろう。

 当初、本当にできるのかという話もあった。しかし現在、各協会は「われわれが先に!」と一番を競い始めていて、盛り上がっている。

 一方、登山協会では今年7月に、チョモランマを含む7大陸最高峰、セブン・サミットを海外同胞として初制覇した鄭義哲さん(在日同胞登山家)を責任者にして、富士山への登山も計画している。これは、同胞企業家の従業員教育の一環として役立ててもらおうという企画で、同胞経営者とともに日本人従業員の参加も呼びかけていく。

 われわれは今後も、在日同胞の実生活に役立つ登山会を通じ、同胞社会の活性化に寄与していきたい。

[朝鮮新報 2009.4.1]