関東地方の初級部生徒らが合同サッカー合宿 朝大で過ごした楽しい春休み |
関東地方の朝鮮学校初級部サッカー部生徒らが、春休みの3月26日から28日にかけて朝鮮大学校で合同合宿を行った。 合宿には、東京朝鮮第2初級学校、東京朝鮮第3初級学校、東京朝鮮第4初中級学校、東京朝鮮第5初中級学校、東京朝鮮第9初級学校、西東京朝鮮第1初中級学校、横浜朝鮮初級学校、川崎朝鮮初級学校、南武朝鮮初級学校、千葉朝鮮初中級学校、埼玉朝鮮初中級学校、そして大阪の生野朝鮮初級学校の新5、6年生136人とサッカー部教員らが参加し交流を深めた。
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生徒の技術向上、教員の指導方向の統一と指導方法の研究、ネットワーク構築などが目的の合同合宿は、今年で3回目。生徒らはサッカーを通じて他の朝鮮学校生徒と触れ合い交流を深めた。また、朝大サッカー部によるサッカー教室に参加し、有意義な時間を過ごした。
体の大きなゴールキーパーの文陽善くん(東京第3初級6年生)は、朝大生のゴールキーパーに教わり、多くの収穫を得たそうだ。「ドッジボールの練習はゴールキーパーがたくさんいてできる練習。とても面白い」と満面に笑顔を浮かべた。
質問にしっかりと応えてくれる朝大生に感謝しているという金忠学くん(横浜初級6年生)は、今回出会った他校の同級生とこれからも仲良くしていき、いつか鄭大世選手のように朝鮮代表として活躍してみたいと夢を膨らませていた。 東京で合同合宿が行われていることを知って、昨年度から参加するようになった生野初級は、関東の朝鮮学校生徒との貴重な交流を今後も大事にしていきたいという。
友だちがたくさんできたという朴星潤くん(生野初級6年生)は将来、朝大に進学し、サークル活動と勉強に励んでみたいと話していた。
生徒たちは朝大食堂での食事がほんとうにおいしかったと述べ、教員らは朝大側の協力に感謝の意を表していた。 一方、朝大サッカー部の学生は今回、初級部生徒たちのために、基礎練習の向上のための練習プログラムを作成し、そこに多くの時間を費やしたという。 関東2部リーグの初戦を控え、子どものころにサッカーを始めたときの初心に戻れたという朝大サッカー部・安泰成主将は、「後輩たちのためにも関東1部リーグ昇格を目指したい」と語っていた。(文−李東浩記者、写真−盧琴順記者) [朝鮮新報 2009.4.16] |