【平壌発＝呉陽希記者】１２日、平壌で行われた国際陸上競技連盟（IAAF）主催の第２２回「万景台賞」マラソン競技大会を観戦した、朝鮮陸上競技協会・�｢光幸副委員長（在日本朝鮮人体育連合会副会長）に大会を振り返ってもらった。

−女子競技でピョ・ウンスク選手が２連覇した

　ピョ・ウンスク選手はほんとうによく頑張った。選手生活が長いが、最高記録（２時間２８分３４秒）を出した。今後の展望は明るい。

−国内の関係者によると、マラソン部門では後進の育成問題が提起されているという

　最も重要なことは、基礎を強化する点にある。朝鮮がこれまで、シン・グムダン選手など８００メートル、１５００メートル、５０００メートル、１万メートル部門で優秀な選手を輩出した経験を生かし、若い選手の基礎を強化していけば、世界レベルの選手を育成できるだろう。監督、指導員のレベルアップと科学的な研究にも尽力しなければならない。

−朝鮮のマラソン選手は、どのような目標を立てているのか

　世界の陸上はスピードに重点を置いている。今後、いかに速いスピードを持続させるかという点で研究を重ね、選手たちには、厳しい練習に持ちこたえる「気迫」が要求される。

−展望はどうか

　マラソン愛好家の多い朝鮮は、潜在力を秘めている。今回の大会をより魅力あるものにしていくためにも、世界の有名選手の参加をさらに呼びかけていきたい。そして朝鮮選手が経験を積み、潜在力を発揮してもらいたい。

［朝鮮新報 2009.4.16］