京都第1が21年ぶり2度目の優勝 近畿地方朝鮮初級学校サッカー大会 |
第29回近畿地方朝鮮初級学校サッカー大会が4月18、19の両日、伊丹朝鮮初級学校前の河川敷グラウンドで21チーム参加のもと行われ、京都朝鮮第1初級学校が21年ぶり2度目の優勝を飾った。京都勢の優勝は1996年以来12年ぶりのこと。 予選リーグを1位通過した京都第1初級は、決勝トーナメント第1試合で尼崎朝鮮初中級学校に1−0、準決勝で東大阪朝鮮初級学校に6−0で勝利し、無失点のまま生野朝鮮初級学校との決勝戦を迎え、7−0で圧勝した。 京都、滋賀の朝鮮初級学校では、2001年度から合同チームのCOREA.FCを結成し、教員たちが合同で学年別の指導を行ってきた。これが京都、滋賀全般のレベルアップにつながっている。 今回の近畿大会ではその成果が顕著に現れていた。 決勝トーナメントで生野初級に1−2で惜敗した京都朝鮮第2初級学校、6年生がいない中でも力を合わせ健闘した京都朝鮮第3初級学校・滋賀朝鮮初級学校合同チームの戦いぶりは、実に印象的だった。 京都第1初級では過去3年間、中央大会や近畿大会でBチームを結成し、4年生時から経験を積むようにしてきた。毎年、あと1点、あと一歩のところで悔し涙を呑んできた生徒たちは、優勝への熱い思いを大会決勝戦にぶつけた。大会優勝はとりわけ、卒業生、学父母の大きな喜びとして記憶されることになっただろう。 京都第1初級・金孝紀主将は大会を振り返り、「優勝できてほんとうにうれしい。この優勝はみんなの気持ちがひとつになったから達成できたもの。また、いつもサッカー部をバックアップしてくれる後援会のアボジ、オモニたちの熱い応援があったから。中央大会でも優勝を目指してがんばりたい」と語った。【京都第1初級】 【大会成績】 @京都第1初級 [朝鮮新報 2009.5.13] |