〈在日サッカー協会のページ〉 初級部低学年対象の「ポンドリサッカー教室」 |
サッカーの楽しさを知ってもらう 在日本朝鮮人蹴球協会では現在、初級部低学年を対象にした「ポンドリサッカー教室」を関東の5カ所で行っている。 目的とコンセプト
同教室は、サッカーを通じて民族性を養うとともに健全な心身を育て、スポーツを通じてフェアプレー精神の発育に寄与し、体の成長に合わせた指導を目的としている。とくに、8〜9歳の時期はサッカーだけでなく、いろいろな遊びも経験させることで、ボールに触れることの楽しさや体を動かすことの喜びを体得させ、「サッカーが好き」という状態で、次のステージに上がって行けるよう心がけている。 また、初級部の低学年から高学年までの一貫指導を確立し、プロリーグや朝鮮代表への道を切り開いていく。サッカーをする喜びや誇りを感じてもらうようにしている。
年齢別指導 1年生は、遊びのなかで楽しく体を動かせるようにしている。ボールがどう転がり弾むかを経験させている。走る、上る、バランス感覚を養う、投げる、つかむ…など、いろいろな運動を経験してもらい神経を発達させることで、基礎を作っている。 2年生は、体全体を使いボールに慣れ親しむことに重点を置いている。スキル獲得のために、基礎的な動き(キック、ドリブル、フェイントなど)を取り入れ、サッカーを楽しむことに重点を置いている。 3年生は、多面的な運動経験を通じたコーディネーションの修得、ボール扱いの反復トレーニングを中心に本格的なスキルも獲得するよう指導している。基本的なテクニックは、プレーのなかで学び、高学年に向けて「サッカーが好きでたまらない」といった状態を作っている。 実践で経験を 昨年から、地域のクラブチームを招待し、同学年の子ども同士で試合を行っている。試合を重ねることで、練習とは一味違った楽しさや、勝つことへの意欲が湧くという効果も得られる。 低学年における「楽しいサッカー」を土台として築き、中級部、高級部での「強いサッカー」「勝つサッカー」に発展していくことを目指している。 【教室紹介】 「ポンドリサッカー教室」は以下5つの学校で行っている。詳細は各学校まで。 東京朝鮮第1初中級学校、東京朝鮮第3初級学校、東京朝鮮第5初中級学校、横浜朝鮮初級学校、千葉朝鮮初中級学校 【在日本朝鮮人蹴球協会】 [朝鮮新報 2009.5.20] |