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プロボクシング 尹文鉉、金樹延選手が勝利

 朝鮮大学校ボクシング部出身で2008年全日本新人王の尹文鉉選手(25、スーパーライト級、ドリームボクシングジム所属)と東北朝鮮初中高級学校(当時)出身で2008年全日本新人王の金樹延選手(23、ウェルター級、角海老ボクシングジム所属)が、19日に東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング試合で勝利した。

 尹文鉉選手は大崎展幸選手(F・1ボクシングジム所属)と対戦。リズムの良い攻撃で序盤からボディーに効果的なパンチを放ち、4Rには右フックで相手のアゴをとらえた。試合は判定にもつれこみ、3−0で勝利。尹選手は、「うまくできなかった。もっと良い試合を見せなければならない」と試合後のインタビューに応じた。これで尹選手の戦績は6戦6勝(2KO)、日本ランキング(5月度)がひとつ上がり11位となった。

 また、金樹延選手は豊田裕輔選手(楠三好ボクシングジム所属)を相手に、1R1分1秒にカウンターをうまく決めKO勝ちした。金選手は「次につながる試合を続け、どんどんランキングを上げていきたい」と語った。これで金選手は8戦8勝(2KO)とし、日本ランキングをひとつ上げ11位となった。

 試合会場には2選手の同窓生や恩師、ボクシング関係者らが多数詰め掛けた。

 リングに熱い視線を送っていた李冽理さん(プロボクサー、日本フェザー級6位)は、「勝つことへの強い姿勢を感じた」と述べ、ある同胞青年は「2選手の勇姿に大きな勇気と力を得ている。これからも引き続きがんばってもらいたい」とエールを送っていた。(東)

[朝鮮新報 2009.5.27]