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高麗SC40 接戦制し、東京都王者に

表彰を受ける高麗SC40の選手

 在日同胞シニアチームの高麗SC40が5月24日、舎人公園陸上競技場(東京都足立区)で行われた第9回日本マスターズサッカー大会(Over40)の東京都予選会を制した。都予選会での優勝は2004年以来で、高麗SC50(Over50)とのアベック優勝も達成した。

 昨年の都秋季大会で優勝し、マスターズの1次予選を免除された高麗SC40は、5月17日の2次予選で北区シニアFCと2−2で引き分けたものの、四十雀クラブ東京Bを5−0で下し、得失点差で決勝トーナメントに進出した。

 24日のトーナメントでは、初戦でFCデルミーナ東京を2−0で下した。

 続いて行われた決勝は激闘となった。高麗は前半に先制され苦しい展開を強いられるが、後半終了まで攻撃の手を緩めなかった。そして後半終了間際に同点に追いつき、1−1のまま延長戦へと突入した。延長前半は0−0で折り返し、延長後半終了間際に劇的な逆転ゴールを決め勝利した。高麗の最後まで諦めることのないひたむきな姿勢に、観衆からは大きな拍手が起こった。

 試合終了後、チーム関係者は「(2004年の優勝以来)この5年間は実に長く苦しい日々だった。今回、高麗の力がひとつになり、東京都を制覇することができた。今後、悲願の『全国』制覇を目指してたたかっていくことで、同胞の暖かい声援に応えたい」と語った。

 高麗SC40は6月21日に栃木県総合運動公園サッカー場で行われる日本マスターズ関東地区予選会に参加する。同予選会は8チームを2組に分けトーナメント方式で行う。各組で1位になれば、9月に静岡県藤枝市で開催される日本マスターズ大会に出場することができる。【高麗SC】

[朝鮮新報 2009.6.3]