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〈在日バスケ協会のページ〉 新年度シーズン開幕

関東春季籠球選手権

 第16回関東春季籠球選手権大会が5月3日、浦和駒場体育館で行われた。男子部門では1部で東京籠球団が優勝、2位籠球族、3位朝鮮大学校となった。2部では埼玉籠球団が優勝し、神奈川籠球団が2位だった。

 近年、大学リーグで白星を伸ばしている朝大、新旧の世代交代を終えた東京との男子準決勝は大激戦となった。試合は前半、シーソーゲームとなり、後半は東京9番の途中負傷退場が影響したのか、朝大がスピードバスケで徐々にリズムをつかみ始めた。

 第4クオーター、3ポイント狙いではなく、しっかりとフィールドゴールを決め、1点差まで詰め寄る朝大。試合時間は残りわずかとなり、朝大のフリースローは惜しくもリングに嫌われた。

 結局、東京がボールをキープし、接戦を制した。東京は、個々とチームの学習能力が高かった。この点は各チームの見習うべき点である。埼玉は2部優勝を果たし、1部昇格となった。

 一方、女子部門では東京籠球団が優勝、2位オンマーズ、3位朝鮮大学校だった。

東京中高学区制新人戦

 2009学年度東京中高学区制新人戦が5月17日、東京中高体育館で行われた。男子部門には東京第1初中、東京第4初中、東京第5初中、東京第9初級、埼玉初中が、女子部門には東京第1初中、東京第2初級、東京第3初級、東京第4初中、東京第6初級、東京第9初級、千葉初中、埼玉初中が参加した。

 男子部門は、埼玉の圧勝だった。平面バスケではあるが、速さ、ハンドリング、ディフェンスなどが他チームよりも優れていた。東京第4との決勝戦では、パッシングからの速攻で面白いように試合を展開していた。ヘバラギCUPでの活躍に期待したい。

 女子部門、1回戦を勝ち抜き準決勝に進んだのは、東京第2、東京第3、東京第4、埼玉の4校だった。

 準決勝第1試合、埼玉は危なげない試合展開で東京第4を下し、新人戦の連覇に王手をかけた。

 目玉となったのは、同第2試合。近年、数々の名勝負を繰り広げてきた東京第3、東京第2の好カードとなった。ギャラリーの数、盛り上がりなど、上位を争う学校同士の対決だけに、会場内には妙な緊張感がただよった。

 試合は東京第2の9点差リードで最終の第4クオーターに突入。東京第3は、オールコートプレスでリズムをつかみ、残り2分から大逆転し、3点差で勝利した。新人戦ながら、涙を流す選手たちの姿もあった。

 3位決定戦では、東京第2が東京第4に勝利した。東京第4は今後が楽しみなチームだった。

 迎えた決勝戦。埼玉は洗練されたオールコートプレスで東京第3を苦しめ、すばやい速攻、ディフェンスに対する高い意識で圧倒。とくに、埼玉4番のフィジカル、アジリティーの高さは圧巻だった。東京第3は4番、5番選手が果敢に攻め込みゴールを決めたが、万事休す。埼玉の勝利となった。

 一方、1回戦で惜しくも敗退したが、久しぶりの新人戦参加となった千葉は、好印象を残した。

 また、新人戦とあって、4年生が試合に参加せざるを得ないチームも目立った。まだ部活を始めて2カ月も経たない選手たちだが、未来の活躍に期待したい選手が多かった。夏までに練習を重ね、ヘバラギCUPでがんばってもらいたい。

 第7回ヘバラギCUPシード権獲得校は、男子で埼玉、東京第4、女子で埼玉、東京第3、東京第2、東京第4となった。神奈川と西東京の予選は6月28日に西東京第2初中体育館で行われる。【コリアンバスケットボールネット編集部】

[朝鮮新報 2009.6.3]